コイが泳ぐ池を有する、広い日本庭園のお庭。
春から秋にかけて草取りに精を出されていたそうなのですが、あまりに広いお庭で少しお疲れになってしまったそう。
そこで、なるべく土の面積を減らしたいというご相談でした。
日本庭園のイメージを引き継ぎ、目にも美しいお庭にいたしました。
次世代につなぐ庭
お施主様のお父様から引き継ぎ、娘さんに託すことにしたお庭。
ですが、このままでは手がかかりすぎて娘さんに申し訳がないと、リフォームを決めたそうです。
美しさを保ちながら、便利で快適に次世代につないでいく。
お施主様の心のこもった、素敵なお庭になりました。
お住まい | ひたちなか市 |
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建物 | 戸建て |
- なるべく土の面積を減らしたい
- 昔の名残
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そういえば私が子供の頃、お庭に焼却炉があるお宅がありました。
今は自宅でごみを燃やすことができなくなってしまいました。
こちらのお宅にもある、レンガ造りの焼却炉。
この機会に処分することにしました。
そして、亡くなったお父様が育てていた盆栽小屋の基礎。
お庭丹精をこめられていた面影が偲ばれます。
- 震災の痕
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13年前の震災で倒れた大谷石の塀。
後で使うかも、とおもいながらもなかなか出番のなかった大谷石。
今回、いよいよ出番が来ました!
お庭に眠るペットちゃんの墓碑兼花壇に、お庭と池のしきりに、池のごみを捨てるゴミ置き場に変身しました。
元々こちらにある素材ですので、違和感がありません。
- 美しく世代を超える
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防草の役目を果たしながら、見ても美しいお庭。
白い砂利は常陸寒水石。
黄色い砂利は稲田錆砂利。
どちらも茨城県産の砂利です。
土地との相性も抜群です。
砂利敷きの下にはもちろん防草シートを敷いています。
隣の池や庭木とも調和がとれて、一日中眺めていても飽きないお庭になりました。