元々のお庭は山砂敷きの状態でした。
このままでも練習はできますが、この際、ぬかるみや雑草対策も一緒にいたしました。
コンクリート打ちも選択肢にないわけではありませんでした。
ですが、既存施工物との勾配の取り合いによって、水の流れが家側に向かってしまうことが懸念されました。
そこで、水も浸透し雑草対策にもなる「固まる砂」を採用しました。
表面の砂が多少浮き出てくることがありますが、よほどのことでない限りは丈夫です。
日当たりが悪く湿っぽい場所、リフォームで勾配が摂りにくい場所などにおススメです。
未来のアスリートを育てるお庭
プロのアスリートの中にも、自宅が練習場だった、という方は少なくありません。
こちらのお宅も、お子さんの自主練習用に防球ネットを設置しました。
そして、ドリブルやリバウンドの練習がしやすいように、固まる砂を施工しました。
お子さんの可能性は無限大です。
そしてその可能性を伸ばしてあげるのは、親御さんのお力添えが大きいと思います。
好きこそものの上手なれ
というように、好きなものがメキメキと才能を開花させることがあります。
そして遊びの延長として楽しむのも良し、家族のきずなを深める場として楽しむのも良し。
体力づくりの場として楽しむのも良し。
いろんな才能を開花させる場所づくりをして、ご家族の夢を叶えて頂けたらこんなに嬉しいことはありません。
お住まい | 城里町 |
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建物 | 戸建て |
- 山砂から固まる砂施工
- 固まる砂施工の下地
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固まる砂の下地は、砂利です。
砂利を敷いた後、転圧して固まる砂を敷きます。
- 防球ネット設置
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ボールがお隣さんに行くのを防ぐ防球ネットは、単管パイプではなく「イレクターパイプ」を使用しています。
理由は、見た目、重量、価格、万一の時の安全を考慮したからです。
柱の埋込みは、基礎石を使っています。
基礎石自体もコンクリートで根巻きし、基礎石の中に柱を入れた後もコンクリートで固めています。
そして後ろには控え柱もあります。
控え柱は必ず設置しましょう。
後にフェンスがある場合は、フェンスに柱をくくり付けるということもできそうですが、折半で設置したフェンスにはそれができません。
また、フェンスの強度も十分ではないこともありますので、ご注意ください。
- 防球ネット完成
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ネットはなるべく下まで下げました。
理由は「柱の奥までボールがいかないように」と「折半物への配慮」です。
折半物は、半分はご当家様のもの。でも半分はお隣様のもの。
ボールがブロックにぶつかっ宝といって、気分を害される方はいらっしゃらないと思います。
ですがそういう小さな配慮が、人と人が仲良く楽しく過ごせるために必要だと思っております。
お子さんの夢を応援する場所なら、なおさら。
周囲の大人が温かく見守って、子どもたちの頑張る姿を応援してあげる環境づくりも、お庭のもつ大切なポイントだと考えております。