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お庭の土の状態は、ご存知ですか?
お聞きします。
あなたのお庭の土の状態は、ご存知ですか?
え!?
と思われた方もいらっしゃると思います。
現在の表面は、山砂、土、砂利と様々な状態であると思います。
でも、その下の状態はご存知ですか?
たとえば、お家を建てた場所は、元々フカフカの畑だった場所。
だからお庭もふかふかの土があるはず。
とおもったあなた。本当にそうでしょうか。
お家を建てる際に、ダンプや重機が入るためにはフカフカの土は不都合です。
なぜなら、タイヤが土に埋まってしまう、雨の後のぬかるみでスタックしてしまう、車両や足跡で周辺を汚してしまうなどの理由があるkからです。
そこで工務店さんははじめに、お客様に車両が入るための「養生」をしてもらうようお願いします。養生とは、鉄板を敷いたり砕石を敷いたりすることです。その金額はお客様負担のことが多いです。
鉄板は既存の土の上に、砕石は既存の土の上か、少し掘削をして砕石を入れるかします。
工事後、土に戻すかどうかはこの時点で工務店さんと協議します。たいていは外構をするのでこのままでいい、とお答えされるかもしれません。
でもちょっと待ってくださいね。
外構をしても、元々あったフカフカの土は戻ってきません。戻したいことが前提であれば、その旨をきちんと工務店さんにお伝えして、敷地のどこかにストックしていただくか、工務店さんの置場にストックしてもらってください。
私がなぜ、このようなことをお伝えしているのかというと、
「お庭の土の状態は私たち(外構業者さん)がお客様にお知らせするものだ」
と、勘違いなさっている方がいらっしゃるからです。
私たちは、もう既にお客様はご自分の土地について状況を把握しているものとして、施工をしています。
実際に掘削してみて初めて知ったということも、もしかしたらおありかもしれませんが、私たちは今の現況からスタートします。
あまりに解体のあとのガラが多く、お庭に不適な場合は違法投棄の可能性もあるのでお客様にご確認しますが、下地が砕石などの場合は特に確認いたしません。
下地が砂利の場合、どんなに土を上に重ねても砂利の隙間に土が入り込み、砂利が上に出てきてしまいます。
芝はもちろん、畑にもあまり適していません。
しかし、芝張りがご希望されていて、ご提案にご了承いただいた場合は「下地が砂利なことをご承知の上でのご了承」として承っているのです。
お家を建てるなら、お施主様として知っていただいてほしいことがたくさんあります。
建築のこともお庭のことも、私たちは一生懸命お客様が良いお家やお庭を造るために力を尽くしています。
しかし、すべてを業者さん任せにせず、ご自分たちも足を運んで、壁や柱、床や天井の建築の様子を見て確認する、地面の下はどうなっているのか見えないところも確認するなど、しっかりと見ていただき知っていただきたいのです。
「知らなかった」では済まされない大きなトラブルの要因も、ご自分の目で確かめてわからないところは効いて確認しておけば安心です。
これから何十年も住む家ですし、ご家族の大切な宝物です。
どうか大切な家やご家族、財産を守るために、しっかりとご自分の目で確かめておいてください。