いまさらながら
いまさらですが
ほんっとにいまさらですが
作庭記は平安時代に書かれた日本最古の庭園書で、まとまった作庭書としては世界でも最古なのだそう。
本文は、まず石を組むことから始まり、次に島のつくり方、滝、遣水、立てる石とその禁忌、植物、最後に泉と説かれていきます。
なにより驚いたのは、この庭づくりが四神相応に沿って作られていることです。
四神相応は、建物の配置は北に山を負い、南に台地が開け、東から西へ水が流れているところが良い、とされ、東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武という守り神がいて、各々の持つ力でご利益をもたらしてくれる、といわれています。
作庭記の書かれた平安時代には、平安京、平城京のある都は四神相応の都といわれ、この説に従って都が作られたそうです。
そういわれてみれば江戸幕府を開いた徳川家康も、陰陽道を重んじて日光東照宮を建立したんでしたね。
いまさらながら、世界最古の庭書を読むとともに、庭と陰陽、四神相応がこんなに深い関係だったなんて。
いまさらながら、知りました。
箱庭息吹の色を決めた時、なぜあの4色が思いついたんだろう?
なぜ陰陽五行に、四神相応にたどり着いたんだろう?
庭の神様の思し召しでしょうか。
私は今、風水を用いた縁起の良いお庭づくりをおすすめしています。
これを機に、風水の本場で縁起の良いお庭づくりの勉強なんて、できたらいいな~❤などと、新しい夢も芽生えてきました。
いまさらながら。
みなさんも、ご自分のお仕事やご趣味の歴史を紐解いてみてはいかがですか?
新鮮な気づきもありますが、私のように、いまさらながらの気づきもあるかもしれませんよ。